玄関と土間 昔の家の間取りから学ぶ事

こんにちは。
藤本建築設計事務所の藤本です。

実は昨日までインフルエンザでしばらく寝込んでおりました。
熱がある間は寝室から一歩も出れずに監禁生活する事4日間。

 

無事に復活を遂げ、やっとでブログ更新です!

 

そんなインフルエンザウィルスを外から運んで来て、最初に家に
入って来るのが玄関・・・。
効果があるのかないのか分かりませんが、気休めに玄関に空間除菌の
クレベリンを置いてみました(笑)

 

そんな玄関ですが、今日は昔の玄関についてお話します。

 

玄関といえば、昔の家には広い土間

昔の家には家の引き戸を開けると地面と同じ高さの広い土間があり、そこが玄関の役目を
担っていて、外から運んだ野菜や荷物を一旦土間に置き、同じ空間に炊事場があり煮炊き
や水仕事が行われていました。

 

土間は家の中でも履物を履いて作業する室内。

 

履物を脱いで上がる居住スペースとは衛生と不衛生とではっきりと区分されており、居住
スペースの床の高さは土間からはかなり高い造りとなっていました。
これは土を居住スペースに引っ張って来ないように工夫された造りでした。

 

そのため、アスファルト舗装の道がほとんどの現代においては、玄関と室内の床高さが
1段分・・・もしくは段差無しという家もあります。
土を落として、足を洗って部屋へ上がるという動作が無くなったのも理由の一つです。

 

昔の家の間取りに学ぶ

日本で家づくりをするにあたって、昔の家づくりから学ぶ事は多く、土間のあり方も
そのうちの一つです。

 

例えば土間と玄関を兼用で考え、暖炉をおいてソファーやロッキングチェア等置くと
そこに家族のくつろぎの場所ができますね!
玄関土間からすぐ隣にキッチンやパントリーがあれば、靴を脱ぐ事なく荷物が置けます!

 

雨に濡れず盗難の心配も軽減される為自転車を置くのも良いかもしれません。

 

また室内でペットを飼っていらっしゃるご家庭なら、お散歩から帰ってきた後に一旦足を
拭いたり洗ったり出来ますね。

 

この様に、玄関土間には多様なメリットや使い方があります。
家づくりをするにあたり玄関土間を取り入れる事で、ご家族の暮らしの幅がどんどん広がって
いきそうです!

 

 

 

 

 

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