福岡で住宅設計 自然素材を使うなら太陽の動きも味方に付けよう

藤本建築設計事務所の藤本博子です。
今日は”太陽を味方につけた家づくり”をご紹介したいと思います。

 

 

自然素材・・・といえば最近は良く耳にする事が増えてきました。

当事務所でも本物の建築材料、つまり自然素材を使いながら素材が持つ本来の
色味を生かした家づくりをしています。

 

でも、自然素材を使ったからといってそれだけでは”快適な家”になるとは限りません。

快適な暮らしを実現する為には、その場所場所に応じたプランニングをし、て様々な
条件が絡み合って作られていきます。

 

その中の一つに、「太陽の動きと家の向き」が関係しています。

 

では家の方向はどちらの方角に向いているのがベストと思われますか?

 

何といっても南向き!と思われている方が多いのではないでしょうか?

 

でも、その固定概念!
待ってください!

夏至・春秋分・冬至の太陽の動きってご存知ですか?
子供の頃学校で学習したと思いますが、思い出してください!

 

下図にある様に、夏と冬ではまるで太陽の位置が違います。

 

次に建物の位置と太陽の位置を見ていきましょう。
日の出の位置は夏至と冬至では約60度違い、同じ様に日の入りも約60度違います。

夏の強い日差しを遮り冬の暖かな日差しを取り入れる為には、実は建物を南に向けるの
ではなく、西に約30度回転させ、かつ南西に向けて大きな開口部を設け、そこに深い軒
を設えてあげます。
合わせて、落葉樹を庭に植えてあげるとベストです!

 

そうする事によ以下の様なメリットが生まれます!

 

太陽高度の高い夏場のメリット
①朝日を遮る
②深い軒によって、日中の太陽高度の高い日差しを遮る
③西日を遮る

 

太陽高度の低い冬場のメリット
①日の出から日の入りまで最大限太陽光を建物内部に取り入れる事が出来る

 

しかし、敷地が南向きで、街中での限られた敷地の大きさではなかなかそう上手くは
建物を西に30度傾ける事が出来ません。
その様な場合、窓の向きや開口部の大きさ・部屋の配置等様々な要素の検討を重ね、太陽光を
調整しながらプランニングしていきます。

 

自然素材を生かした家づくりに加え、その場所その場所に応じた丁寧なプランニングを行って
おります。
もしご検討されている土地や、建て替えのご計画等で、ご相談等ありましたらご遠慮なく
当事務所へご連絡ください。

お問い合わせはこちらからどうぞ
→ 藤本建築設計事務所
HP:https://fujimoto-architect.com/

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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